イスラム主義勢力「タリバン」の報道官が、単独インタビューに応じ、自衛隊機による在留邦人らの国外への退避について、「問題ない」と語りました。

■アメリカ“約7万人避難”を発表

 アフガニスタンのカブール空港では、輸送機や民間機がひっきりなしに発着を繰り返していました。

 しかし、空港周辺は、国外脱出を求める人で、いまだあふれ返ったままです。

 バイデン大統領は先ほど、これまでに約7万人の避難を終えたと発表しました。引き続き、輸送活動を進める方針を明かしています。

 そんななか、イギリスやフランスからは、アメリカに対し、今月末の撤退期限の延長を求める声も上がっています。しかし、タリバンの報道官は・・・。

 タリバン報道官、ムハンマド・ナイーム氏:「期間が長引くことは、想定していない」

■タリバン報道官「撤退期限は8月31日」

 一方、日本では、アフガニスタンにいる在留邦人や日本大使館で働いていた現地職員らを国外に退避させるため、航空自衛隊の輸送機が、24日に出発しています。

 週内にも輸送活動を始める方針ですが、タリバン側は・・・。

 タリバン報道官、ムハンマド・ナイーム氏:「(Q.乗客と輸送機の安全は保障できるのか)安全は確保しており、何の問題もない。我々は、各国国民を退去・帰国させるための機会を与えている」

 国外退避については認める考えです。しかし、その期限については・・・。

 タリバン報道官、ムハンマド・ナイーム氏:「米軍および外国の軍が決めた撤退期限は、8月31日だ」「(Q.期限を過ぎると、自衛隊の安全は保障されないということか)我々は、自衛隊が撤退期限を超えて活動することは、想定していない」

 撤退期限まで残された時間は、約1週間です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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