総務省幹部らへの接待問題などをめぐり、国会ではNTTと東北新社の2人の社長が参考人として出席しました。接待の実態は明らかになったのでしょうか。

 国会に出席したNTTの澤田社長と東北新社の中島社長。ともに謝罪の言葉から始まりました。

 「大きなご迷惑とご心配をかけた。そのことに関しまして心よりお詫びを申しあげさせていただきます」(NTT 澤田純社長)
 「さまざまな疑念を持たれることに至りましたことにつきましては、心より深くお詫び申し上げます」(東北新社 中島信也社長)

 澤田社長は国会議員との会食について与野党問わずに機会があることを認めたうえで、あくまで「意見交換」の場だと強調し、次のように話しました。

 「業務上の要請であるとか、あるいは逆に便宜を受けるとか、そういうようなお話はいたしておりません」(NTT 澤田純社長)

 また、総務省幹部とは社長に就任した2018年以降3回会食したものの、こちらも意見交換が主な内容で、事業に関する要請はなかったと強調しました。

 一方、東北新社の中島社長に対し、野党側は総務省幹部らに繰り返された接待の実態について迫りますが・・・

 「37回にわたって課長補佐から次官級まで、いわば違法な接待を繰り返していらっしゃった、こういうことがわかっています。これはなぜなんでしょうか」(立憲民主党 斎藤嘉隆参院議員)
 「具体的な目的というものはなく、懇親を図るためであり、具体的な働きかけなどの目的までは確認されていないということでございました。私も直接聞きました。なんでそんなにたくさん会食してるんだと。とにかく本人が言っていたのは、“顔繋ぎだ”と言ってました。“顔繋ぎだ”と」(東北新社 中島信也社長)
 「ただの顔繋ぎで30数回にわたって巨額の会社の費用をかけて、このような接待をしているということですけれども、本当にその顔繋ぎ、顔繋ぎをするための目的は何ですか」(立憲民主党 斎藤嘉隆参院議員)
 「顔繋ぎの目的までは、ちょっと追及いたしませんでした。“顔繋ぎか”と思いました。すいません、あの“顔繋ぎの目的は顔繋ぎかな”と」(東北新社 中島信也社長)

 会食はあくまで意見交換や懇親を図るためだと説明した両社長。会食に関する社内規定についてはどのようになっていたのでしょうか。

 「公務員倫理法に関する項目のルールが具体的に書かれてないという問題がございました。これは事業会社のほうは、そこは書き込んでおるわけですが、不十分な部分があり、大反省している」(NTT 澤田純社長)
 「(社内規定は)非常に曖昧な内容でございまして、公務員の方との会食についてのルールは存在しておりませんでした」(東北新社 中島信也社長)

 両社長は16日の衆議院の予算委員会に参考人として出席する予定です。
(2021年3月15日17:22)
#接待 #総務省 #菅首相

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