アメリカのバイデン大統領は、アメリカ国民とアフガニスタン人協力者のアフガニスタン国外への退避に全力を挙げる考えを改めて強調しました。

 アメリカ、バイデン大統領:「犠牲者を出さずに終わるかどうか、結末を保証することはできない。最高指揮官として必要なあらゆるものを動員すると約束する」

 バイデン大統領は20日、アフガニスタンのカブール国際空港には6000人近いアメリカ軍が展開中だとし、アメリカ国民とこれまでアメリカ政府に協力してきたアフガニスタン人の出国に全力を挙げると述べました。

 また、アメリカ国民の空港へのアクセスについて、イスラム主義勢力「タリバン」から合意を取り付けていると強調しました。

 ただ、アメリカ軍を空港敷地内から周辺に展開させることには、武力衝突のリスクを理由に慎重な姿勢を示しています。

 さらに、アフガニスタン国内の監視を強めているとも述べ、無人機による攻撃など、軍の駐留がなくとも遠隔でテロの脅威に対処できると強調しました。

 アフガニスタン撤収に伴う混乱により同盟国から不安が出ているとの指摘については、「アメリカの信頼性に対する疑問は出ていない」とこれを一蹴しました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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