新型コロナウイルスについて、これまでは感染しにくいと言われていた子どもたちにも感染が急拡大し、これがまた一つの大きな脅威となっています。専門家は夏休み明けの学校再開への影響について警鐘を鳴らします。

 「デルタ株」への置き換わりが進み、子どもの感染も目立つ第5波。

 厚生労働省によりますと、今月11日から17日の1週間に全国で感染が確認された20歳未満は2万2175人に上り、第4波で最多だった5月の1週間の4倍を超えました。

 萩生田光一文科大臣:「国から(学校の)全国一斉の臨時休業を要請することは考えておりません。各自治体が感染状況などを鑑みて、しばらく様子を見たいということで夏休みの延長を判断するんだとすれば、それは尊重したいと思う」

 まもなく新学期が始まるにあたり、夏休み期間中の今月末まで子ども専用のワクチン接種会場を設けているのが神奈川県綾瀬市。受けに来た兄妹は周囲の友達に感染が増えているのを実感するようになったといいます。

 市では子どもたちへの接種開始を当初は来月から予定していましたが、第5波の急拡大を受け、夏休みを使って前倒しで実施。また、生徒と接する小中学校の教職員らへの接種も先行して進めているそうです。

 綾瀬市健康づくり推進課看護師・高橋初江さん:「対象者の方(12から18歳)が5200名ほどいて、1回目の接種が終わったのが45%ほど。今現在、2回目の接種に進んでいるが、1回目接種した方が約30%ほど(2回目の)接種を終えている」

 また、栃木県下野市ではPCR検査キットを配布。高校生以下は無料としています。17日から始めたところ、これまでに17組が受け取りに来て、そのうち16組が高校生以下でした。

 新学期を控え不安があるのかもしれません。

 小さな子どもがいる親:「取り組みは高校生以下の子どもがいるので、それ自体はすごく良いことだと思う」「夏休み中は家にいるようにしていたので、それが急に皆、集まって今まで通りの感染対策で大丈夫かというのもあるし、不安ですね」

 新学期の学校で感染力の高い「デルタ株」などが影響をもたらす可能性について、専門家はどう見ているのでしょうか。

 グローバルヘルスケアクリニック・水野泰孝院長:「(Q.夏休み前と後でデルタ株の広がりは違う?)全然、違いますね。今は約100%、デルタです。2学期からはというよりも、普段から注意しなければならないけれど、ただ感染のリスクが高まっていることは間違いない。ウレタンマスクは、はっきり言うと(感染対策において)マスクの効力はないと考えていい」

 デルタ株への置き換わりというのは100%という話がありましたが、92%という最新の値が出ています。

 デルタ株により、これまではかかりにくかった子どもたちにも感染の恐れが出てきているということのようです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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