東京電力・福島第一原発から出る処理水の海洋放出を巡って梶山経済産業大臣とIAEA(国際原子力機関)の事務局長が会談し、来月からIAEAが処理水の安全性の評価を始めることで合意しました。

 梶山経産大臣:「IAEAとともにアルプス処理水の処分に関して、客観性、透明性高く、国際社会へ情報発信して参りたい」

 オーストリア・ウィーンのIAEA本部で19日に行われた会談では梶山大臣がIAEAに処理水の安全性の評価を要請し、グロッシー事務局長は「透明性、客観性を持ってIAEAの役割を果たしたい」と述べました。

 IAEAは来月、幹部を派遣して評価の対象や方法を議論し、年内に調査団を派遣します。

 処理水の海洋放出を巡っては福島県の漁業者や韓国などから懸念する声が上がっていて、政府は国際機関の協力を通じて不安の払拭につなげたい考えです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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