先週から続く大雨で土砂崩れや浸水などの被害を受けた地域では、住民が片付けに追われています。
広島市西区では、土砂の撤去が思うように進んでいません。工事関係者によりますと、山側のエリアは、まだ手付かず。復旧作業が終わるまで、1カ月ほど、かかるといいます。重機が入れないところは住民がひとかき、ひとかき、手作業で行います。そうしている間も、山の方から溢れた水が住宅街に流れ込んでいきます。
浸水被害にあった広島県安芸高田市では、家財道具の運び出しに追われていました。愛着があったであろう家財道具が、災害廃棄物として山積みにされていきます。生活の再建すらままならないのに、広島県では19日夜から、また雨となる見込みです。
長崎県雲仙市で親子3人が土砂崩れに巻き込まれてから7日目。いまも父親の森保啓さん(67)の安否がわかっていません。保啓さんは、数年前にホテルの支配人を退職したあと、自宅の改装に取り組んでいたそうです。
保啓さんの友人・横田俊之さん:「先月末、一緒に飲んだときに『あと1部屋やれば、みんな終わる。みんな自分でやった』と自慢していた。せっかく改装したのに流されてしまって。本当にかわいそう」
西日本では20日未明から、再び、危険な雨が予想され“深層崩壊”のリスクが高まっています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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