自宅療養中に体調が急変して、入院できずに死亡するケースが相次いでいます。政府は「酸素ステーション」の設置で状況の改善を図ろうとしていますが、根本的な解決にはならないという疑問の声も上がっています。
19日、全国の新規感染者は午後8時時点で2万5000人を超えました。重症者は午後0時の発表で1765人となり、7日連続で過去最多を更新。
感染拡大で不安が募るのは“医療”。
19日、ショックな出来事が報じられました。千葉県柏市で、コロナに感染し自宅療養中だった30代の妊婦が搬送先が見つからないまま、自宅で早産。その後、運ばれた病院で赤ちゃんの死亡が確認されました。
千葉県・熊谷俊人知事:「入院すべき方が、なかなか入院できないという状況は、我々としても重く受け止めている」
また、18日に東京都でも、自宅療養中だった女性が死亡。これまで何度も何度も浮上した「医療逼迫(ひっぱく)問題」は、もう目をそらせない段階に来ているのです。
これに、政府はどう手を打つのか。
菅総理大臣:「酸素ステーションを設置して、そこで対処する」
先週、菅総理が設置を進めるとしたのは「酸素ステーション」。呼吸に異変が出た自宅療養者を受け入れ、酸素を投与するための施設です。
東京都・小池百合子知事:「病院に入院するまでの間の環境を整えるということで、至急、進めています」
東京都では、早ければ来週にも渋谷区の建物で130床ほどで運営する方針で、さらに2カ所の増設も予定しています。
一方、神奈川県では2月から一足先に施設を稼働させています。
よこはま看護専門学校・長岡美穂校長:「自宅で酸素投与されないで亡くなっていく患者も散見されているので、そういった意味では、こういった一時救護でも酸素投与するということで意義があると思う」
医療の逼迫への策として、政府が講じるとした「酸素ステーション」。しかし、いち早く稼働させた神奈川県の担当者は。
神奈川県医療危機対策・阿南英明統括官:「苦渋の選択。最後の保険として取っておいた。これは、何ら解決策としての決定打でもなんでもない」
“解決策にはならない”。一体どういうことなのか。待ったなしの医療崩壊。命を救うためにはどうすれば。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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