18日も前線や低気圧の影響で、広い範囲で雨が降りました。
富士山では17日夜から雨と風が強く、5合目に通じる道路が通行止めとなって、登山客らが一時、足止めされました。東京都内でも18日午後1時ごろ、土砂降りとなりました。
17日午後に竜巻とみられる突風で住宅などに被害が出た岐阜県八百津町では、住民らが片付けに追われていました。町によりますと、住宅の被害は33棟。けが人は出ていないということです。
青森県むつ市では、通行が再開したばかりの橋の向こうで、異変が起きていました。17日夜の雨の影響で、また、川の水が街中にあふれ出ました。住人はすでに避難を終えていて、被害はなかったといいます。
愛知県豊川市では18日早朝から激しい雨となり、道路が冠水しました。和歌山市では、18日朝、住宅の裏山が崩れました。住人や住宅に被害はありませんでしたが、3世帯8人が自主的に避難しています。
土砂崩れが発生した長崎県雲仙市では、安否不明だった親子のうち、見つかった遺体が長女の森優子さん(32)と確認されました。
今後、雨が止んだとしても、警戒すべきことがあります。時間差での災害です。2018年の西日本豪雨で、広島県府中町を流れる榎川が氾濫しました。雨のピークから3日後の出来事でした。現地調査に携わった専門家は「長時間の大雨により、土の中にしみ込んだ大量の水が3日経っても湧き出ていて、その水が、土砂や木を巻き込み、下流に流れたことが原因ではないか」と指摘します。
大雨はピークをすぎても油断できません。広島市安佐南区山本のため池の上部を見ると、雨が止んでいるにもかかわらず、えぐれた山から水が流れ込み続けています。さらに、別の場所でも、砂防ダムに土砂が大量に堆積しています。砂防ダムを管理する中国地方整備局も、警戒を強めています。
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