17日も、各地で大荒れの天気となりました。

愛知県豊川市では漏斗雲が現れました。渦は、移動したのか、約10キロ離れた隣の蒲郡市でも目撃され、海水を巻き上げながら陸地へと向かっていきました。

今のところ、被害は確認されていないといいます。

和歌山市内を流れる紀の川では、堤防3カ所で一部が崩落しました。

応急処置は済ませたといいますが、大雨の影響で、本格的な修復はできていません。

鹿児島県では、南さつま市を流れる万之瀬川が氾濫危険水位に達し、一時13の市と町の45万人あまりに避難指示が出ました。

激しい雨が打ち付けるなか、長崎県雲仙市の土砂崩れ現場では、17日も捜索が続けられました。

森保啓さん(67)と、長女の優子さん(32)の安否が分かっておらず、午後4時前に1人の遺体が見つかりました。

雲仙市では、市内の中心部でも土砂災害が発生していて、観光への影響が心配されています。

雲仙旅館ホテル組合・福田努組合長:「源泉が埋没した宿が5件。コロナと今回の災害、ダブルパンチに雲仙は見舞われている」

まちの観光名所・雲仙地獄では13日、崖が崩れ、温泉街を襲いました。

土産物店では、押し寄せた土砂が1階の窓を突き破り、腰の高さほどまで埋まりました。

この日は大雨のため、いつもより早く店を閉めていたといいます。

土産物店の従業員:「帰った後だから良かった。自分たちが勤めていた店だから、こんなことになるとは思わなかった」

広い範囲が浸水した佐賀県武雄市では、使えなくなった家具などの受け入れが始まりました。

大粒の雨のなか、荷物を積んだトラックが続々と到着し、すぐに家財道具などが山積みとなりました。

佐賀県内では大規模な土砂災害も起きています。

嬉野市では、わずか1週間で平年の年間降水量の約半分が一気に降りました。

これまで西日本で大きな被害をもたらした大雨のエリアは、17日午後、東北にまで拡大。青森では18日朝にかけて警報級の大雨となる恐れがあります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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