重症者が過去最多の268人となった東京都では、我々の生活に欠かせない「ごみ収集」の現場にも影響が出ています。
16日、菅総理は都内の療養施設を視察。感染拡大の切り札という「抗体カクテル療法」について、こう話しました。
菅総理大臣:「病院だけでなく、幅広く、これは対応すべきだということで、このホテルの中に投薬ができる臨時の病床、医療施設を設置された」
抗体カクテル療法は、軽症や中等症のうち、重症化リスクがある人を対象に行うもので、治験では入院や死亡するリスクが7割減ったといいます。
菅総理大臣:「まずは4000人に投与したところ、多くの方が回復して、かなり効果があったという報告も受けてます」
そんななか発表された16日の東京都の新たな感染者は2962人。月曜日としては最多です。重症者は268人で過去最多を更新しました。
一方で感染拡大は意外なところにまで。東京・台東区では、職員16人が新型コロナウイルスに感染したとして、不燃ごみの収集がストップしてしまいました。
台東区では、15日までに、ごみ収集を行う職員16人が新型コロナウイルスに感染。業務に必要な職員の確保が困難になったとして、16日から今月末まで不燃ごみの収集を休止すると発表しました。可燃ごみや資源ごみ、粗大ごみは通常通り収集を行うといいます。
箱に入ったままになっているのは不燃ごみでしょうか。中にはハンガーや缶などたくさん置かれたままの状態になっています。収集が休止されたことを知らなかった人が置いたのでしょうか。急な発表で、区民への周知が不十分だったのかもしれません。
紙袋が出ているのは不燃ごみではないでしょうか。16日と表示がされているので、これは16日の不燃ごみです。袋の中にはスプレー缶などが入っていました。
台東区の住民:「(休止を)ご存じないのかもしれないですね」
こちらのお宅には、ポストの中に収集休止を知らせる紙が入っていたといいます。
台東区の住民:「(Q.これは、きょう出そうと)そう、出す予定だった割れたグラスとかを。困ると言えば困るんですけど、燃えるごみじゃなくて、生ごみじゃなくて良かったというのが正直なところですね」
美容院では・・・。
HAIRSALON ARSPACE・高木英夫店長:「これは業務用ごみで、スプレー缶だったりとか、お店で使っている商材とかのごみですね」「(Q.一般のごみだけだと思っていたが、事業ごみも出せない)という話だと思うんですけど・・・。きのうのきょうなので、確認はちゃんと取れていないんですが」
台東区によりますと、事業者のごみは区が収集している店などを除き、今回の収集休止の対象ではないとのことでした。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
WACOCA: People, Life, Style.