日本犬保存会が純粋な日本犬として認定しているのが、北海道犬、秋田犬、四国犬、紀州犬、甲斐犬、柴犬など6つの犬種、すべて国の天然記念物として指定されている。日本犬の尾っぽには、差し尾と巻き尾の二種類があります。北海道犬は硬い毛と柔らかい毛が重なり合っています。硬い毛は熊の爪から身を見お守り、柔らかい毛は寒さが身を守ります。北海道犬(アイヌ犬)アイヌの人たちが熊狩りに連れて行った犬、熊にもひるまず吠えて追い詰めていきます。また機敏に動くため熊からの攻撃にも瞬時に交わせます。※北海道には、北海道犬の他にカラフト犬(樺太犬)がいたのを知っていますか、カラフト犬と言えば南極物語に出てくるタロとジロを思い出すと思います。しかしカラフト犬は今は一匹も生存していませんナゼでしょう、そこには悲しい歴史がありました。最後は礼文島に集められ飼われていました、しかし一匹の犬からエキノコックス症の感染が判明したのです。残念なことに感染していない犬まで処分されたのです。当時は今以上に感染が恐れられた時代、エキノコックス症は犬、猫にも寄生しますが、現在ではキタキツネに感染している可能性が高いとされています。だからこそ路上などでキタキツネに餌を与えない、人里に出てくることで家畜や犬、猫、人間まで感染する可能性が高くなるからです。他に日本の犬と言えば、長野県南佐久郡川上村に伝わる「川上犬」です。一時は絶滅とされた日本犬、野生の血が強いせいか、なかなか人になつかない性格であるため、食糧難の時に食べられ数が激減していったのです。戦争時、兵隊の防寒服などに犬、猫、ウサギの皮が使われ、高値で取引されていました。終戦後、犬猫が一匹もいなかったそうです。そう考えると、ペットも一緒に戦ったことになります。犬は人間の心を豊かにさせ食料にもなってくれた動物です。※樺太犬の話は現在92歳になる元教員の情報です。伝えられなかった話、知らされない話はいくらでもあるそうです。
WACOCA: People, Life, Style.