25日に福島県をスタートした東京オリンピックの聖火リレー。初日は、去年、避難指示が一部解除されたばかりの双葉町などを走りました。

 25日、福島県の「Jヴィレッジ」をスタートした聖火リレー。今も全町避難が続く、双葉町もルートになりました。

 「双葉駅前には多くの人が集まりました。双葉町での聖火リレーが、これからスタートです」(記者)

 ランナーの1人、町役場職員の井戸川俊さん(26)は、復興の光と影が色濃く残る町を駆け抜けました。

 「私自身、本当に走っていいのかという思いも少しあったが、今回走ったことで、新しく町のことを知っていただけるきっかけになったと思う」(双葉町役場 井戸川俊さん)

 初日の最終走者は、福島市を拠点に活動する、エアレースパイロットの室屋義秀さん(48)。浪江町で作られた水素を燃料にしたトーチを手に、南相馬市でゴールしました。

 「復興の輝かしい証し(浪江町の)水素を使って、つなげたのは、本当にうれしい」(エアレースパイロット 室屋義秀さん)

 26日は、福島県相馬市から会津若松市まで9つの市町村を走ります。(26日05:01)

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