ちまたで話題の“ちょっといーな”情報を、日替わりで紹介する「新井恵理那のあら、いーな!」。
12日のテーマは、「イチオシ!“お取り寄せ”激辛グルメ」です。汗をかいて暑さを吹き飛ばす、辛くておいしい激辛グルメを紹介します。
今回、教えてくれるのは、激辛マニアの金成姫(キム・ソンヒ)さんです。金さんは、年間300食以上の激辛料理を食べ、激辛グルメ商品の開発や、激辛をテーマにしたドラマの監修などを行っています。
そんな金さんが「辛いだけでなく、おいしさもしっかりと詰まった“お取り寄せ”」を2品紹介してくれます。
■珍しい!“和風”麻婆豆腐
1品目は初心者向けの、辛さレベル2の「ゆず香る~白辛麻婆豆腐」です。
この“お取り寄せ”は、麻婆豆腐とユズの皮がセットになっています。「日本ならではの和風の味付け」が特徴だといいます。
手掛けているのは、東京・青山にある唐辛子料理専門店「赤い壺」です。
しかし、なぜ和風なのでしょうか?佐藤裕一店長は「和風の物で辛い物がないと思ったので。珍しいかなと思って」と話します。
辛さの決め手は、緑色のトウガラシ。「キャロライナリーパー」という超激辛のトウガラシだといいます。
辛いだけではなく、無添加のいりこだしに、肉や野菜を3日も煮込んだスープを使用。和風だしのうまみが利いた麻婆豆腐です。
店で大人気のこの料理を、家庭で楽しめるように忠実に再現したものが、このお取り寄せグルメ。食べる時には中身を皿に移し、ラップを掛けて5分ほど電子レンジで温めます。最後に、付属のユズを盛り付ければ完成です。
ピリ辛で、おいしいです。和風だしが利いています。ユズのおかげで、後味がすごくさわやかです。しかし、食べると汗が出てきます!
■上級者向け!“旨辛”冷麺
2品目は上級者向け、辛さレベル5の「激辛スコーピオン盛岡冷麺」です。
岩手県盛岡のご当地料理「盛岡冷麺」の激辛バージョンで、「“激辛好きのために作った”と言われるぐらい激辛な冷麺」だといいます。
辛いのは、このスープです。「トリニダードスコーピオン」という、ハバネロよりも辛いトウガラシを使用しています。
金さんは「辛いだけではなく、おいしく味わえるようにこだわった冷麺」だと話します。
通常の盛岡冷麺は、鶏ガラなどを使ってさっぱりとしていますが、これは、煮干し、かつお、カキといった魚介類に加え、米味噌やしょうゆを使って、辛さに負けない味付けのスープになっています。
作り方は、麺を3分ほどゆでて、水で締め、希釈した激辛スープを掛けて、お好みの具材を盛り付ければ完成です。
激辛具合が気になりますが、最初の口当たりは、さっぱりしています。後味が、ピリッとします。辛さに、魚介のうまみが負けていません。辛さを感じたタイミングで、一気に汗が噴き出してきました。
さらに、もう一つのイチオシの理由が、この小袋にあります。食べている途中に小袋の中身を冷麺に掛けることで、辛さが変化するのです。
使用されているのは、柑橘(かんきつ)系の香りがするサンショウの一種「青山椒」。トウガラシがヒリヒリなら、サンショウはピリピリ。金さんは「違う辛みの種類を組み合わせた料理が、激辛界ではブーム」と教えてくれました。
振り掛けて食べてみると、一気に柑橘系の香りになりました。
食べ終わるころには、大粒の汗がたくさん。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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