旅行の自粛が続くなか、取れたて食材を素早く届ける新幹線で「産地直送」が注目されています。
埼玉県のJR大宮駅。東北新幹線で運ばれてきたのは、この日の朝に水揚げされたばかりの新鮮な「カツオ」。
埼玉県民:「新鮮なもの(魚)は、あまり埼玉では食べられない。海がないから、すごく楽しみ」
このカツオが揚がったのは、海がない埼玉県から約400キロ離れた宮城県の気仙沼漁港。
気仙沼は生鮮カツオの水揚げが24年連続で日本一です。しかし、度重なる飲食店への休業要請などで需要が減り、出荷量は大幅に落ち込んでいます。
気仙沼ほてい・菊田吉照さん:「朝、水揚げされたものが当日の夕方には首都圏で売られることは今後の気仙沼のカツオをアピールするためにも良いこと」
カツオの売り上げが7割も減った加工会社。通常の流通では東京などの中央卸売市場に運ばれ、消費者の元に届くのは早くても翌日。
一方、新幹線を使った流通では時間のロスを減らし、首都圏の店舗へ当日に直送。
実はJR東日本では新幹線の乗車率がコロナ前に比べて64%も減少しています。
そこで空いたスペースを活用し、カツオを大宮駅へ。
JR東日本大宮支社事業部・小河真智子主席:「(埼玉県魚市場から)『高鮮度の魚介類をぜひ、配送したい』という意向があり、JR東日本としても列車荷物輸送の事業を拡大していたので」
駅前にある、さいたま市運営の商業施設で販売します。
カツオのたたきを買い求める人たちが並んでいて、2階にまで列が伸びています。すると、わずか5分で60パックが完売。巣ごもり生活が長引く影響もあり、大人気です。
カツオを買った人:「なかなか遠くに行けないので、新鮮なものを食べられるのはうれしい」
次回は23日。新青森駅から鮮魚や果物などを運び、デパートなどで販売する予定です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
WACOCA: People, Life, Style.