バングラデシュ政府は難民キャンプで生活するミャンマーの少数派イスラム教徒「ロヒンギャ」の人たちへの新型コロナワクチンの接種を始めました。

 現地メディアなどによりますと、バングラデシュ政府は10日、南部コックスバザールにある難民キャンプで生活する55歳以上の人を対象に新型コロナワクチンの接種を開始しました。

 難民キャンプではミャンマーの少数派イスラム教徒「ロヒンギャ」の人たちが暮らしていて、12日までに約4万8000人が中国のシノファーム製ワクチンを接種するということです。

 多くの人が密集する難民キャンプの生活環境は感染リスクの高さが指摘されています。

 WHO(世界保健機関)によりますと、8月1日までにキャンプで生活する約86万人のロヒンギャ難民のうち、2475人の感染が確認され、28人が死亡しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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