10日、東京・八王子では、39度を記録するなど、関東を中心に今年一番の暑さとなりました。

■東京のいちばん暑い日・・・“車内事故”に注意

 関東各地では、今年一番の暑さとなりました。

 10日、全国で最も暑かったのは、39度を観測した東京・八王子市。続いて、練馬区が37.9度で、これも今年一番の暑さとなりました。

 皇居周辺では、この暑さの中、マスク着用でランニングに励む人の姿がありました。

 皇居ランナー:「暑いですね、やっぱり。サウナにいるみたいな感じになりますね」

 厳しい暑さで知られる埼玉県熊谷市では、37.2度を観測しました。

 高校生(17):「やっぱり、熊谷の夏が始まったな!って感じがしますね」「(Q.10段階でいうと?)まあ、9ぐらいまで来ていると思います。きょうは」

 熱中症対策として、経口補水液を持ち歩いていた男子高校生。

 高校生:「のどが渇いてきたら、これ飲むようにしてます」

 一方、この高校生は、今年、初めて日傘を購入したといいます。

 高校生(17):「いやー暑苦しいですよ、正直。普通に暑苦しい。日焼け止め、毎日塗るの大変だし、たまには日傘ということで」

 真夏の車内は、暑さによる事故も多く、特に注意が必要です。

 車に温度計を設置して観察すると、車内の温度は数分で、表示が50度近くに。サーモカメラの映像では、車全体が真っ赤です。かなり高温になっています。

 命の危険もある高温の車内。JAF(日本自動車連盟)は、子どもや高齢者だけを残して車を離れないよう、強く呼び掛けています。

■“炎天下”撮影待ち・・・“汗だく”大行列

 東京都心で今年初めて猛暑日となるなか、国立競技前では、記念撮影をしに、たくさんの人が来ています。“五輪モニュメント”を撮影しようと、約30メートルの長蛇の列が出来ていました。

 容赦なく照り付ける日差しに、じっと順番を待つ人たち。

 神奈川在住の夫婦・40代:「いやー暑いですね」「溶けそうです」

 都内在住・50代:「もう、たまらない。並んでいるのも、クラクラしながら並んでいた」

 日なたで順番を待つ人のなかには、額の汗を拭いている人や頭にタオルをかぶる人、扇風機で暑さをしのぐ人の姿もありました。炎天下の中、自分の番が来るのを待ちます。

 定点カメラで、どのくらいで列が進むのか見てみると、約1分30秒に1歩のペースです。

 さらに、日陰だったモニュメント前は、時間が経つにつれ、日陰の面積がどんどん狭まり、記念写真を撮る人たちに強い日差しが照り付けます。なかには、日なたの部分を避け、木陰で待つ人もいます。しかし、午後2時には、モニュメント前はすべて日なたになっていました。

 都内在住・20代、50代 :「こんなに混んでいるとは、思わなかったです。五輪終わったから、もうちょっと空いているかなって思ってたら、“1時間半”かかりました。並んで(撮るまで)」
 都内在住20代、30代:「ノープランで来ちゃったので。日が出ると(並んでいるのは)やっぱりキツくて。保冷剤とかを首にあてている人とかもいました。ちょっと、準備不足だったなと」

■PCR検査に“長蛇の列”・・・理由は「お盆帰省」

 炎天下の東京・秋葉原でも、この暑さのなか、約30人の長蛇の列が出来ています。
 そのワケは、「PCR検査センター」です。ものすごい暑さのなか、行列を作って待っています。

 10日午後2時ごろ、手元の温度計は35度を超えていました。ハンカチなどで汗を拭い、うだるような暑さのなか、検査を待ちます。
 日なたでは、日傘を差している女性もいます。相当暑いのでしょうか。暑さをしのいでいます。

 猛暑のなか、検査を受けに来たワケを聞くと・・・。

 お盆初日に仙台へ帰省予定の20代男性:「帰省ですね。もう1年8カ月、1回も帰っていない」
 お盆初日に長野へ帰省予定の20代女性:「お盆の間、長野に帰ります。陰性だったら帰ろうと思って」

 お盆で帰省する前に、感染していないかを確認に来たといいます。

 サーモカメラで見てみると、地面は真っ赤です。かなり色がくっきりと分かれています。検査をするのにも、一苦労の暑さです。

 日なたで並んでいる人の頭と背中の部分には、赤色より高い温度を示すピンク色が出現。その温度は50度になっていました。
 一方、日陰で並んでいる人たちを見ると、温度は約25度と低い数字を示し、日なたとの違いが明らかになりました。

 お盆初日に富山へ帰省予定の30代女性:「暑いですね。立っているだけですごいです、汗が。父が今年春に亡くなって初盆で(母から)どうしても帰って来てほしいと・・・せめてPCR検査だけでもと思って・・・」

■ウーバー配達員 “炎天下”3時間の奮闘

 猛暑のなか、仕事に励むウーバーイーツの配達員・ウサさん(28)。服に冷却スプレーを吹き掛けるなど、暑さ対策をしてランチタイムに備えます。

 午前11時半。さっそく1件目の依頼が入りました。
 頭上には、雲一つない青空と、容赦なく照り付ける太陽。どこまでいっても、突き刺す日差しから逃れることはできません。
 交差点では、信号待ちの間、電柱のわずかな陰に身を寄せます。

 豊洲の商業ビルに到着し、商品を受け取りにレストランへ。一方で、気温もぐんぐん上がっていきます。

 ウーバーイーツ配達員・ウサさん:「(Q.受け取りできました?)はい、ピザです」

 届け先までは10分ほどの距離。再び、炎天下へ。
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