コロナ禍の夏、巣ごもり生活に欠かせない「エアコン」が供給不足になる恐れが出てきました。
この夏、町の電気屋さんは大忙しです。エアコンは例年、暑さのピークを迎える前に需要が高まりますが、今年はコロナ禍で変化が・・・。
光明電機・高野亨社長:「昔は梅雨明け10日なんて言葉もあったが、だらだらと売れている感じで、8月に入ってからも本当に毎日、毎日(エアコンを)取り付けている。オリンピック最中も、無観客だったから、おうちで見ようという形で『快適に新しいエアコンを入れて』という需要もあった」
猛暑日の10日もエアコン設置の依頼が。多い日は一日に7件ほど売れているといいます。
光明電機・高野亨社長:「こちらのお宅は今、使っている(エアコンを)15年くらい使っているらしく。こんな時期なので、壊れてしまったら、高齢の両親のいるということで替えてもらった」
エアコンの需要が高まるなか、心配されることも・・・。
実は今、エアコンなどの家電に使われている半導体が世界的に不足しています。
半導体不足の原因は新型コロナウイルスが大きく影響しています。
テレワークや「巣ごもり消費」で家電の需要が急増。こうしたなか、国内では半導体の工場で火災が相次ぎ、生産停止に陥る事態に。自動車や電機メーカーなど業界を超えた半導体の争奪戦が激しくなっています。
都内のカー用品店ではカーオーディオ、カーナビゲーションが非常に品薄になっているということです。
APITオートバックス東雲・山本崇人さん:「工場火災で、まず供給がぐんと下がってしまった。世界的に精密機械の需要が高まった。バランスが崩れてしまったことが原因と考えられる」
暑い夏には欠かせないエアコンも供給不足が懸念されています。
電機メーカー担当のテレビ朝日・橋岡可絵記者は・・・。
テレビ朝日経済部・橋岡可絵記者:「世界的な半導体不足のなか、各電機メーカーは代わりになる半導体を探すなどして、何とか例年並みの生産はできているとしている。しかし、今年も新型コロナによる巣ごもり需要は続いていることに加えて、猛暑もあって、エアコンの需要が供給を上回っている状況。店頭では、足りなくなっている所も出ている。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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