台風9号から変わった温帯低気圧の影響で、9日は強風による被害が相次ぎました。

■甲州街道で“大木”倒れ・・・3時間通行止め

 東京・調布市内を走っていた車。次の瞬間、突然、道路沿いの大木が倒れ、反対車線を走る車2台が下敷きとなったのです。

 撮影者:「風は強かったですね。車が揺れるぐらい、吹いてました。怖かったです。枝が折れていくような、バリバリバリという音は聞こえました。倒れかかっている時に、私の車は通ったので、(倒木に)当たらなくて本当に良かったと思いました」

 強風によって倒れたとみられる大木は、約15メートルもあるケヤキの街路樹で、5車線を塞ぐ事態となりました。

 警視庁などが駆け付けて、撤去作業に取り掛かりますが、あまりにも風が強すぎて、クレーンで一気に持ち上げることができません。

 甲州街道は、一部区間で3時間にわたって通行止めとなりました。

■大井川鉄道で倒木“接触”・・・1時間足止め

 静岡県の大井川鉄道では、線路上に倒れかかっていた木と列車が接触したため、100人以上の乗客が1時間以上も足止めされる事態になりました。

 乗客:「事故が起きた時は、電気もエアコンも全部止まって。蒸し蒸しして、結構、暑かった。トイレに行きたいと言っている人が多かった。子どもが『帰る帰る』と言って大変」

 線路に降りた乗客は、出動した作業車に移って、最寄り駅まで避難しました。

 乗客:「(午前)11時に、最初に新金谷駅を出て、(午後7時)今さっき帰ってきたところなので。何しに行ったか、分からない。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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