最新の世論調査で菅内閣の支持率が30%を割り込みました。来月末にも行われる自民党総裁選に影響を与えるのでしょうか。

 76回目の原爆の日を迎えた長崎県で菅総理大臣があいさつに立ちました。

 菅総理大臣:「唯一の戦争被爆国として、核兵器のない世界の実現に向けた国際社会の努力を一歩ずつ着実に前に進めていくことは我が国の変わらぬ使命です」

 広島では読み飛ばした部分もしっかり読んだ菅総理。式典後の記者会見では8日に閉幕した東京オリンピックについて、こう振り返りました。

 菅総理大臣:「様々な制約のもとでの大会となりましたけれども、開催国としての責任を果たして、無事に終えることができたと思っています」

 開幕前、与党内には「開催されればムードが変わる」との期待感もありました。

 確かに、この土日に実施された朝日新聞の世論調査では「開催して良かった」という声は56%に上っています。

 しかし、菅内閣の支持率は前回より3ポイント下がって政権発足後、最低の28%。30%を割り込み、政権維持の「危険水域」に突入しました。

 注目されるのが来月末に切れる菅総理の自民党総裁任期です。

 自民党・二階幹事長:「むしろ、しっかり続投して頂きたいと思う声の方が国民の間にも党内にも強いんではないかと」

 自民党の二階幹事長は先日、総理以外の立候補を牽制(けんせい)しましたが、すでに野田幹事長代行と高市前総務大臣の2人は出馬に意欲を見せています。

 一方、去年の総裁選にも出たこの人は・・・。

 自民党・岸田前政調会長:「従来通りチャンスがあれば、総裁選挙には挑戦したい。これから、いよいよ具体的な日程が確定すれば、具体的な関わり方を決めたいと思います」

 総裁選の日程は26日に決まる予定です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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