北朝鮮が新型コロナウイルスなどの影響で人道状況が悪化しながらも核・ミサイル開発を続けていると、国連の専門家が指摘しました。
安保理関係者によりますと、制裁の履行状況を監視する国連の専門家パネルは、今年上半期の状況について報告書案をまとめ、コロナ対策の国境封鎖や洪水による不作などによって人道状況が悪化しているにもかかわらず、北朝鮮が引き続き、核・ミサイル開発を継続していると指摘しました。
専門家パネルは、北朝鮮が、いわゆる海外出稼ぎ労働者の派遣を続けているとした一方、同じく外貨獲得の手段である石炭の密輸出に関しては、継続しているものの、その量は大きく減少したと分析しています。
また、北朝鮮が国内外の教育機関と連携しながら世界各地でのサイバー攻撃に関与している疑いがあるとして、専門家パネルは捜査を行っています。報告書案は、安保理での議論を経て９月にも公表される見通しです。（08日13:51）
#北朝鮮 #ミサイル #国連
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