東京都は緊急事態宣言中の休業要請や時短要請に応じていない飲食店に幹部職員が直接出向き、営業をやめるよう要請する取り組みを新たに始めました。
６日午後８時半ごろ、東京・新宿の繁華街では都の幹部職員ら４人が営業を続けている飲食店を訪れ、店主などに営業をやめるよう求める要請文を手渡しました。東京都は緊急事態宣言の期間中、酒類を提供する飲食店には休業を、提供しない場合でも午後８時までの時短営業を要請していますが、およそ５０００店舗が要請に応じず営業を続けているということです。
「（都内の飲食店は）だいたい１２万件ある中で４％から５％ぐらい。４０００から５０００（の店舗）が開いているのかなということです。いろんな支援の仕組みもご用意させていただいてはいるんですけれども、なかなかそういうのが伝わらなかったり、ちょっと制度が難しかったりということもあるのかなと思いますので、やはりそういった支援制度を丁寧に説明していくということになると思います」（東京都総務局 猪口太一 総合防災部長）
都は今週から新宿や渋谷など５つの地域で、こうした取り組みをスタートし、毎週２００店舗ほど回ることにしていますが、飲食店は長い期間にわたって通常の営業ができていない上に、協力金の支給の遅さに不満の声も上がっていて、理解が得られるかは不透明です。（07日02:06）
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