新型コロナウイルスの感染者は重症者を除き原則、自宅療養とする政府方針を巡り、与野党から批判の声が上がっています。

 4日の東京都の新規感染者は、4166人で過去最多を更新。全国でも初めて新規感染者が1万4000人を超えました。

 そんななか・・・。

 田村厚生労働大臣:「中等症でも重症化リスクが比較的低い方、こういう方々に関しましては、基本的に自宅での待機。非常に厳しい状況の中においての一つの考え方をお示しをさせて頂いた」

 政府が新たに打ち出した入院基準が、議論や反発を呼んでいます。

 国会では。

 立憲民主党・長妻昭衆院議員:「多くのお医者さんと意見交換しますと、やっぱり中等症で自宅療養というのはまず無理だと。宿泊療養を大幅に拡充すると、こういうようにですね、ぜひ方針を整えて頂きたいんですが、いかがですか」

 この質問に・・・。

 田村厚生労働大臣:「ホテル療養所、これを確保する、それをしたとしても、それに追いつかない。海外で感染が拡大しているところは、基本は在宅であります。ヨーロッパ、アメリカを見て頂ければその通りであります。その時に在宅で悪化した時にちゃんと対応できる体制を組むこと」

 田村大臣は呼吸管理が必要な患者は入院させ、そのうえで訪問医療の体制を充実させると答弁。

 しかし批判の声は、与党である公明党からも。

 公明党・高木美智代衆院議員:「酸素吸入が必要な中等症患者を自宅で診るなんてことはあり得ないと言いたい。撤回も含めて検討し直して頂きたい」

 今回の方針転換の前に専門家の意見は聞いたのかという質問には・・・。

 感染症対策分科会・尾身茂会長:「この件に関しては特に相談というか、議論したことはございません」

 そして夕方になると、公明党に続き自民党も「党として受け入れられない」として政府に撤回を申し入れる方針を固めました。

 菅総理大臣は。

 菅総理大臣:「(Q.自民党内からも撤回の声が上がっていますが、今のところ撤回をする考えは?)撤回ということではなくて、しっかり説明するようにということであります。いずれにしろ今回の措置というのは、必要な医療を受けられるようにするための措置であります」

 ツイッターでは「入院と自宅の線はどこで引くんだろう」「ちゃんと隔離できるのかな。家庭内感染が広がりそう」「急に悪化することを考えると怖い」といった不安の声が。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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