先月19日の深夜、埼玉県にある建設会社の倉庫に現れた、一人の男。懐中電灯で辺りを照らし、物色を始めると、工具の入った袋を両手に抱え、倉庫を後にしました。

 外側の防犯カメラには、倉庫から持ち出した物を次々と地面に並べていく男の姿が映っていました。その後、男は何事もなかったかのように、その場から立ち去ります。

 しかし、その数分後。倉庫の前に止まったワンボックスカーから降りてきたのは、先ほどの男です。倉庫から持ち出した物を次々と車の中に運び入れると、そのまま走り去っていきました。

 盗まれたのは、電動工具や発電機などで、被害額は約40万円に上るといいます。

 被害に遭った会社の従業員は、「毎日、仕事で使っている道具。僕らからしたら商売道具なので、なくなって今、困っている。持って行っているものから、もしかしたら同じ業種なのか。とにかく怒りに尽きますね」と話していました。

 会社側は、警察に被害届を提出しているということです。
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