エジプトのスエズ運河で日本の大型貨物船が座礁した事故をめぐり、スエズ運河当局と日本の船主側が賠償交渉について正式合意しました。留め置かれている貨物船は、今月7日に出港する見通しだということです。
今年3月、日本の正栄汽船が所有する大型貨物船「エバーギブン」がエジプトのスエズ運河で座礁した事故をめぐっては、多くの船舶が運河を航行できなくなったことなどから賠償額が膨れ上がり、交渉が長引いていました。
スエズ運河庁は先月23日、正栄汽船側と賠償交渉について基本合意したと発表していましたが、ロイター通信によりますと、4日、最終的な合意に至ったということです。賠償額は明らかにされていませんが、スエズ運河庁が正栄汽船側からえい航力75トンのタグボートを受け取ることも合意に含まれているということです。
ロイター通信は、運河の湖に留め置かれている貨物船エバーギブンについて、今月7日にも解放される見通しだと伝えています。(05日08:45)
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