クーデターから半年が経ったミャンマーでは、多くの市民が今も民主化の実現に向けて様々な形で戦っています。国軍への抗議として、職場復帰を拒み続けている教師に話を聞きました。

 男性教師(23):「前は教師をしていましたが、今は活動家のようです。クーデターで私の日常は大きく変わってしまいました。抗議活動に参加してから自宅には戻っていません」

 23歳の教師の男性は、職場である学校への出勤を拒否し続けています。

 クーデターの直後から医師や教師など公務員を中心に職務を放棄して国軍への抵抗の意思を示す「市民不服従運動」が広がりました。

 しかし、半年が経った今、長期の職務放棄により収入が絶たれ、経済的に困窮する人も増えています。

 この男性にも4月以降、給料は支払われていませんが、民主化の実現のため、職務に戻ることはないといいます。

 男性教師:「クーデターから半年間、諦めずに不服従運動を続けてきたんです。これからも耐えてみせます」

 一方、国軍側は抵抗する市民への弾圧を続けていて、現地の人権団体の7月31日時点のまとめでは、これまでに少なくとも940人の市民が死亡し、現在も5444人が拘束されているということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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