時事日本 2021/04/17 体操 橋本大輝 世界最高難度の技で五輪の表彰台を目指す
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体操全日本選手権に挑む橋本大輝選手。伸び盛りの19歳はオリンピックの表彰台を目指し、世界最高難度の技に挑んでいます。 練習中も笑顔が絶えない橋本選手。長い手足を生かしたダイナミックな技に加え、手足の伸びた美しい演技が持ち味です。 おととしの世界選手権では高校生で日本代表に。 団体の銅メダル獲得に貢献し、これからの体操ニッポンを背負うと期待されています。 この冬、橋本選手は、6種目のうち4種目で演技の難しさをあげることに挑戦。東京オリンピックのメダル獲得のために世界トップクラスの演技を目指すことを決めました。跳馬では世界最高難度の大技「ヨネクラ」に挑んでいます。 これまでの跳馬の技は「ロペス」。宙返りしながら3回近くひねる大技です。一方の「ヨネクラ」。ロペスと同じ技に見えますが・・・ あと半回転のひねりを加え、着地の向きが反対になります。ポイントの1つが、より高く跳んでひねる時間をつくること。 着地の衝撃が、体に大きな負担をかける跳馬の練習。それでも感覚をつかむため、何度も繰り返しました。 ヨネクラに本格的に取り組んで3か月。試合形式の演技会が行われました。 跳馬で挑むのは、もちろんヨネクラ。まだ一度も納得のいく着地をしたことがありません。 きっちりと立つことができました。十分に高く跳んだことで、しっかりとひねることができ、着地につながりました。 大きな手応えを得て、目指す東京オリンピック。まずは代表選考で日本でトップの実力を示したいと意気込んでいます。 橋本選手は跳馬以外の種目でも調整は順調で、本番を想定した演技では、6種目で高得点をマークしています。 男子予選は4月16日。どんな演技を見せるのか楽しみです。 もう頂点、オリンピックチャンピオンと言われて、あの表彰台に団体でも個人でも乗りたいですね。 半分ひねりを足しただけなんですけど、想像以上に難しくて。 難しさで言ったら、今までで一番、難しい技かもしれないです。 僕の中では、1本1本ちゃんと考えて、どこのポイントが大事なのかを自分の中で把握してやっていくことが一番大事。 めちゃくちゃ、うれしかったですね。 あんなにきれいにパーンと立ったら、もう心の中のモヤッとしたものがヒュッて消えて、すごい気持ちよかったなと。 全日本とNHK杯で優勝して、橋本大輝っていう強いやつがいるんだ、みたいな。 影響力のある選手になれるように、あと代表選考を1か月間、2か月間、戦っていきたいなと思います。
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