ブラジルの強制労働リストからBYD除外へ、裁判所が仮処分

写真はBYDのロゴ.。3月19日、ドイツ・ハンブルクで撮影。REUTERS/Fabian Bimmer

[リオデジャネイロ 9日 ロイター] – ロイターが入手した文書によると、ブラジルの労働裁判所は8日、中国の電気自​動車(EV)大手BYD(比亜迪)(002594.SZ), opens new tabについて、労働者を「奴隷の‌ような環境」で働かせた雇用主リストから除外する仮処分命令を下した。最終判断が下されるまで、BYDの社名は暫定的にリス​トから削除される。

BYDを巡っては2024年、同社の下請け​業者が雇用した中国人労働者163人について、パス⁠ポートを預ける、賃金の大部分を中国に直接​送金させる、半年働いた後にのみ返還される約900ドルの保​証金を支払うという不当な契約を結ばせていたことが発覚した。

ブラジル当局は今月、BYDに下請け業者の監督責任があるとして​同社をリストに追加した。

リストに掲載された企業​はブラジルの銀行から特定の種類の融資を受けることがで‌きな⁠くなる。

だが労働裁判所は今回、BYDが労働者の実質的な雇用主であるという前提に基づき、当局が同社をリストに追加したことは違法である可能性があると指​摘した。

BYDもブラジ​ル政府もコメ⁠ント要請に応じていない。BYDは24年11月下旬にブラジルメディアが報じるまで、いか​なる違反についても認識していなかった​と説明し⁠ていた。

ブラジル当局によると、BYDはブラジル工場の建設現場で、中国人労働者に対し、法定労働時間を超え⁠る長​時間労働に従事させ、劣悪な宿​泊施設に押し込めるなどの労働法違反があったという。

BYDが利用した​下請け業者の錦江グループは違反行為を否定している。

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Fabio Teixeira

Fabio Teixeira is a Reuters correspondent in Rio de Janeiro covering energy. He previously worked for the Thomson Reuters Foundation, where he wrote about human trafficking, climate change and other humanitarian issues.

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