-豊中市- 千里阪急ホテル、56年の歴史に幕。跡地は千里中央再整備の核へ

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2026.04.08

豊中市の千里中央地区に位置する「千里阪急ホテル」が、2026年3月末をもって閉館する。1970年(昭和45年)の日本万国博覧会とともに開業した「北摂の迎賓館」は、半世紀以上にわたる営業を終え、その役割を終えることとなった。

同ホテルは、大阪万博の来賓を迎える施設として誕生した。邸宅風の低層建築と、緑豊かな中庭を囲む開放的なデザインが特徴で、北摂エリアを代表する社交場として親しまれてきた。開館以来、多くの婚礼や国際会議の舞台となってきたが、建物の老朽化が進んでいることや、周辺地区の再開発計画に伴い、2021年に運営の阪急阪神ホテルズより営業終了の方針が発表されていた。

ホテルの閉館は、現在進行中である「千里中央地区再整備事業」の一環としての側面も持つ。同地区では、かつての商業施設「千里セルシー」の閉鎖が完了しており、ホテル跡地を含めた広大なエリアが一体的に再整備される予定だ。

豊中市が進める千里中央活性化基本計画によれば、跡地周辺には次世代の都市機能を備えた商業・住宅・文化の複合施設が建設される計画である。1970年のニュータウン創設時から街の象徴であったホテルが姿を消すことで、千里中央は「万博の街」から「未来志向の都市」へと、物理的・機能的な転換期を迎えると考えられる。

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記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。

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