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気象庁・産総研 南海トラフ沿いの地殻変動監視を強化/和歌山・香川の2観測点データを活用

 気象庁は今般、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)の新たな2観測点のひずみ計データを活用し、南海トラフ沿いにおける地殻変動監視を強化した。
 南海トラフ沿いでは、通常の地震よりもはるかに遅い速度でゆっくりとプレート境界がずれ動く「ゆっくりすべり」が発生することがあり、大規模地震の発生に関連性があるものと考えられている。
 気象庁ではこれまで「ゆっくりすべり」の常時監視を気象庁及び静岡県が東海地区に設置したひずみ計に加え、産総研が東海、紀伊半島、四国地方に設置した12地点のデータを用いて行ってきた。
 今回、産総研が新たに和歌山県、香川県に設置したひずみ計の観測データを、気象庁に置いてリアルタイムで活用できるようになったことから、これらのデータを南海トラフ沿いにおける「ゆっくりすべり」の常時監視に活用することになった。
 これにより、南海トラフ沿いにおける「ゆっくりすべり」の検出能力が向上し、その発生を早期に把握できるようになる。気象庁と産総研では今後も南海トラフ沿いにおける異常な現象の検知・解析技術の高度化に取り組んでいく考え。
 なお、新たに常時監視の対象とした産総研のひずみ計は、和歌山県の日高川和佐(ひだかがわわさ)と香川県の綾川千疋(あやがわせんびき)の2観測点。

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