
4月1日、ホワイトハウスで演説に臨むトランプ米大統領。代表撮影。REUTERS
[ドバイ/エルサレム/ワシントン 7日 ロイター] – トランプ米大統領は7日、「イランへの爆撃と攻撃を2週間停止することに合意した」と明らかにした。ホルムズ海峡再開に応じなければイランの民間インフラに壊滅的な攻撃を行うとした期限が2時間足らずに迫る中での発表となった。
トランプ氏はこれに先立ち、イラン情勢を巡り「今夜、一つの文明が滅びる」可能性があると警告し、米東部夏時間午後8時(日本時間8日午前9時)に設定した期限までに交戦終結案に合意するよう改めて求めていた。
トランプ氏は交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」で、仲介役を務めるパキスタンのシャリフ首相らからイランへの攻撃を保留するよう要請を受けたとし、「イランがホルムズ海峡の完全かつ即時の安全な開放に同意することを条件として、私はイランへの爆撃および攻撃を2週間停止することに同意する」と表明した。
また、「これは双方による停戦だ」とし、停戦に応じる理由について「われわれはすでに全ての軍事目標を達成・突破しており、イランとの長期的な平和、そして中東の平和に関する最終的な合意に向けて非常に前進しているからだ」と説明した。
さらに「イランから10項目の提案を受け取り、これが交渉の実行可能な土台になると考えている」と指摘。「米国とイランの間で過去の争点のほぼ全てについて合意に達しているが、2週間の期間があれば合意を最終的にまとめ、完結させることができる」との見解を示した。
イランは、米国とイランの協議が10日にパキスタンのイスラマバードで始まると発表した。イラン国営テレビは、トランプ氏がイランの停戦条件を受け入れたと速報で報じ、米大統領の「屈辱的な撤退」と伝えた。
<ホルムズ海峡再開が条件>
ホワイトハウス当局者2人は、イスラエルも2週間の停戦に合意し、イランへの作戦を停止することを確認した。イスラエルメディアは、敵対行為の停止はイランが海峡を再開した時点で開始し、それまでイランの攻撃が続くとイスラエル側はみていると報じた。
トランプ氏の発表直後、イスラエル軍はイランからイスラエルに向けてミサイルが発射されたことを確認したと明らかにした。
イランのアラグチ外相は8日の声明で、自国への攻撃が停止されればイランも攻撃を停止すると述べた。また、ホルムズ海峡の安全な通航について、イラン軍との調整の下で2週間可能になるとした。
停戦のニュースに市場は安堵し、トランプ氏の発表後数分で米株式先物が上昇。一方、原油先物は急落し、米WTI先物は17%超安の1バレル=92ドル台となった。
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