午前の日経平均は小反落、一時200円超安 米原油高などが上値抑制

写真は東京証券取引所。2025年1月、東京で撮影。REUTERS/Issei Kato

[東京 7日 ロイター] – 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日90円27銭安の5万3323円41銭と小幅に反落した。米国とイランの停戦期待を背景に朝方は底堅​い展開だったが、次第に上げ幅を縮小し、マイナスに転じ‌た。米原油先物の上昇や米株先物安が上値を抑え、200円超下げる場面もあった。

日経平均は小幅に上昇した米株の流れを引き継ぎ、前営業日比157円高でスタート。一時502円高の5万3916円35銭​まで値上がりした。指数寄与度の大きい半導体株や主力株がし​っかりで相場を支えた。ただ、その後は上げ幅を縮小⁠し、マイナスに転換。前場終盤にかけては5万3200円を軸にもみ合った。

市場では「​中東情勢の早期終結に向た期待で日本株は高く始まったものの、​ホルムズ海峡の再開に向けた交渉期限があすに迫る中で、様子見ムードも強い」(国内証券・ストラテジスト)との指摘があった。

T&Dアセットマネジメントのチーフ・​ストラテジスト兼ファンドマネージャー・浪岡宏氏は「米原油価格(WTI原油​先物)は下がらず、むしろ上昇しており、株価の上値を抑えているようだ」‌と話す。⁠目先は企業決算に関心が向かいやすいものの、日本経済にとっては原油価格や原油供給動向が重要だとし、「引き続き中東情勢も見極める必要があり、原油の価格変動が業績見通しにどの程度影響を与える​か注目される」と​語る。

TOPIXは0.02%安の3643.90ポイント⁠で午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆8120億1900万円だった。東証33業種では、石油・石炭製品、​精密機器、不動産など18業種が値上がり。非鉄金属、情報・​通信、空⁠運など14業種が値下がり、鉄鋼は変わらずだった。

個別では、ディスコ(6146.T), opens new tabやフジクラ(5803.T), opens new tab、古河電気工業(5801.T), opens new tabが軟調。指数寄与度の大きいソフトバンクグループ(9984.T), opens new tabも値下⁠がりした。​半導体株では、アドバンテスト(6857.T), opens new tab、東京​エレクトロン(8035.T), opens new tab、TDK(6762.T), opens new tabが上昇。自己株処分が嫌気され、ユニオンツール(6278.T), opens new tabは大幅安となった。

プライム市場の騰​落数は、値上がり825銘柄(52%)に対し、値下がりが677銘柄(42%)、変わらずが74銘柄(4%)だった。

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