
写真は中国の習近平国家主席。3月、北京で開催された全国人民代表大会(全人代)閉会式で撮影。REUTERS/Tingshu Wang
[北京 6日 ロイター] – 中国の習近平国家主席は、イラン戦争が世界的なエネルギーショックを引き起こす中、国家のエネルギー安全保障を守るため、新たなエネルギーシステムの計画と建設を加速するよう求めた。国営放送の中国中央テレビ(CCTV)が6日、伝えた。
CCTVによると、習主席は、水力発電の開発と生態系保護を強調するとともに、原子力発電の安全かつ秩序ある拡大を促す姿勢を示した上で、「党中央委員会は、世界のエネルギー開発動向を深く理解し、新たなエネルギー安全保障戦略を徹底的に推進することで、重要な決定を下してきた」と述べた。
習主席はまた、「風力・太陽光発電をいち早く開発したことで、われわれに先見の明があったことが証明された。同時に、石炭火力発電は依然としてわれわれのエネルギーシステムの基盤であり、今後もその役割を果たし続けなければならない」との考えを示した。
一方で、世界最大の石炭消費国である中国は、クリーンで低炭素な開発への取り組みを継続しなければならないとし、「より環境に優しく、多様で強靭な新エネルギーシステムは、中国のエネルギー安全保障と経済発展の強力な保証となる」と述べた。
CCTVが引用した発言の中で、習主席は戦争には直接言及しなかった。
アナリストらは、中国は原油価格の上昇を吸収する上で比較的有利な立場にあると指摘している。石炭は中国のエネルギー構成の半分以上を占めており、石油備蓄も豊富で、ホルムズ海峡経由の輸入は総エネルギー消費量のわずか5%程度に過ぎない。
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