This post is also available in:
English
高市早苗首相は4月1日、フランスのマクロン大統領と東京・元赤坂の迎賓館で会談した。両首脳は中国を念頭に、重要鉱物などの輸出規制への深刻な懸念を共有し、サプライチェーン(供給網)の強靱化(きょうじんか)に向けた戦略的な協力を確認。米イスラエルとイランの交戦が続く中東情勢に関しては、ホルムズ海峡の航行の安全確保や事態の早期沈静化の重要性を確認し、緊密に意思疎通することで一致した。
◇
高市早苗首相のフランスのマクロン大統領との会談での狙いは、中国がフランスへの接近を図る中、同じ先進7カ国(G7)の一員である日仏の結束を再確認することだった。会談では中国による重要鉱物の輸出規制を念頭に置いた経済安全保障分野での連携を打ち出し、自由や民主主義など基本的価値観を共有する日仏の緊密な関係をアピールした。
首相はマクロン氏との会談で「フランスは日本と価値や原則を共有する特別なパートナーだ」と述べた。会談後にはアニメ好きのマクロン氏とそろって「ドラゴンボール」の主人公・孫悟空らの必殺技「かめはめ波」のポーズをとり、蜜月ぶりを演出する場面もあった。
米欧亀裂の間隙縫う中国
首相が日仏の結束を強調する背景には、中国の動向がある。フランスをはじめとする欧州と米国は、トランプ米政権がデンマーク自治領グリーンランドの領有権を主張したことや、米イスラエルによるイラン攻撃をめぐって関係が揺らぐ。こうした中、中国は間隙(かんげき)を縫うように欧州への外交攻勢を強めている。
とりわけ、習近平政権は今年のG7議長国でもあるフランスを重視。昨年12月には習国家主席がマクロン氏と北京で首脳会談に臨んだほか、習氏がマクロン氏の四川省成都への視察に同行するなど歓待した。
マクロン氏自身も中国との安定的な関係構築に意欲的とされ、6月の仏東部エビアンでのG7首脳会議(サミット)に中国を招待する案も一時、検討。日本は慎重な対応を仏側に求めてきた。
この記事の続きを産経ニュースで読む
筆者:永原慎吾、木津悠介(産経新聞)
This post is also available in:
English
Continue Reading

WACOCA: People, Life, Style.