
米軍のF-15E戦闘機。3月9日撮影 米空軍提供/ロイター/資料写真
[5日 ロイター] – トランプ米大統領は5日未明、イランで撃墜され行方不明になっていた米軍F15E戦闘機の乗員を救出したと発表した。
トランプ氏は自身のSNS(交流サイト)「米軍は、素晴らしい乗員1人のために、米国史上最も大胆な捜索救出作戦の一つを成し遂げた」とし「無事に安全が確保されたと報告できることを大変うれしく思う」と投稿した。この発言はホワイトハウスのレビット報道官もトランプ氏の声明としてXに投稿した。
救出されたのはイランが3日に撃墜したと発表したF15E戦闘機。乗員2人のうち1人は救出されたが、残る1人は行方不明になっていた。イランは不明の乗員を確保すれば、重要な交渉カードになると考え、市民にも協力を呼びかけて捜索に躍起になっていた。
トランプ氏は投稿で、救出のために米軍は世界で最も殺傷力の高い兵器を搭載した軍用機数十機を派遣したと説明。乗員は負傷しているが「よくなるだろう」と述べた。
捜索活動はイランの激しい抵抗にあった。米軍ヘリコプターのブラックホーク2機がイランの攻撃を受け、イラン上空から退避したとされる。
米・イランの攻撃で始まったイラン紛争は6週目に入った。米国にも経済的余波が広がる中、不明乗員の問題が人道上の危機に発展すれば、米国の世論が一気に反戦に傾き、政権に逆風が吹く可能性があっただけに、救出は一筋の光明とも言える。
トランプ氏は「米兵が1人も死なず、負傷者すら出さずにこれらの作戦を遂行できた事実は、われわれがイランの空で圧倒的な航空優勢と制空権を確立したことを改めて証明するものだ」と声明で主張した。
一方、イランメディアによると、イスラム革命防衛隊は、捜索活動中の米軍機をイスファハンで撃墜したと表明。イラン警察当局は撃墜したのは給油用のC─130と述べたという。
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