
オタネニンジン(会津人参)の産地再興を目指す福島県会津地方の関係団体は3月30日、会津美里町の「新鶴温泉んだ」で種まきを行った。高校生らが地元伝統野菜の継承に取り組んだ。
共同栽培プロジェクトとして共生(会津若松市)、新鶴温泉んだが主催している。会津農林高地域創生科(会津坂下町)清水薬草店(喜多方市)、会津伝統野菜(会津若松市)が参加し、県会津農林事務所会津坂下農業普及所、県農業総合センター会津地域研究所が技術指導を行っている。
種まきには共生のスタッフ、会津農林高生9人が参加した。コンテナに土を敷き詰め、その上に約1万個の種を一つ一つまいた。2年ものの食用として収穫を目指す。新鶴温泉の菅家薫さん(67)は「2期目の栽培に入った。会津の貴重な伝統野菜を身近なものとして守り広めたい」と思いを語った。
オタネニンジンは漢方の代表的な生薬として知られ、会津地方では江戸時代から栽培されてきた。近年は生産者の高齢化が進んだことなどから、栽培面積は減少傾向にある。
【写真】コンテナに敷き詰めた土の上に、丁寧にオタネニンジンの種をまく生徒

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