
ガーナ、路上で販売されているガソリン、2026年4月1日。REUTERS/Francis Kokoroko
[タンジェ(モロッコ) 2日 ロイター] – アフリカ連合(AU)とアフリカ開発銀行(AfDB)は2日公表した報告書で、中東における紛争が6カ月以上続けば、今年のアフリカの経済成長率は0.2%ポイント低下する可能性があるとの推計を示した。紛争の長期化により貿易、エネルギーと肥料の供給に支障を来し、影響がアフリカ大陸全体に波及するためだ。
報告書は「紛争が長期化し、輸送経路や燃料と肥料の供給に深刻な影響が及べば、その分だけアフリカ大陸全体にわたって経済成長が大きく減速するリスクが高まる」と指摘した。報告書はタンジェで開かれた国連アフリカ経済委員会の会合で提出された。
報告書は、中東紛争が物価に及ぼす影響については推計を示していないが、燃料と食品の価格上昇を通じてアフリカ全体に生計費の高騰をもたらす可能性があると強調。アフリカの一部の国は、石油価格の上昇による打撃よりも肥料不足による打撃の方が大きいとした。
さらに報告書は「液化天然ガス(LNG)の供給に混乱が生じれば、(肥料の原料である)アンモニアと尿素の生産に影響し、3月から5月にかけての重要な作付け期間に肥料コストを引き上げて供給を抑制することになる」と分析した。
中東はアフリカ全体の輸入の15.8%、輸出の10.9%を占めている。
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