
写真は2024年12月、東京証券取引所で撮影。REUTERS/Kim Kyung-Hoon
[東京 2日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は大幅に反落し、前営業日比1276円41銭安の5万2463円27銭で取引を終えた。朝方はプラス圏で推移していたが、トランプ米大統領の演説が始まると軟化し、下げ幅を拡大した。中東紛争の収束期待が剝落したことに加えて、米原油先物が上昇したことが重しとなり、幅広い銘柄で売りが優勢となった。
日経平均は前営業日比327円高でスタートした後、一時518円高まで上昇した。日本時間の午前10時頃にトランプ米大統領の演説が始まると、次第に上げ幅を縮小し、マイナス転換した。後場は一段と下げ幅を広げ、終盤に1466円安の5万2273円07銭で安値を付けた。米原油先物が上昇したことも嫌気された。
トランプ大統領は1日夜(米国時間)、国民向けの演説を行い、イランとの戦争における「中核的な戦略目標」がほぼ達成されつつあるとの考えを示した。ただ、戦争の終結時期について明確な見通しは示さなかった。
マネックス証券のチーフ・マーケット・アナリスト、吉野貴晶氏は「トランプ氏はエネルギー施設への攻撃も言及しており、紛争の長期化を警戒する売りが広がった」と話している。今月から来月にかけて企業決算が控えている中で、「ガイダンスリスクも意識され始め、慎重な業績見通しが示された場合は一段と株価の上値は重くなりそうだ」(吉野氏)との指摘が出ている。
TOPIXは1.61%安の3611.67ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.61%安の1861.12ポイントだった。プライム市場の売買代金は7兆8181億1000万円だった。東証33業種では、海運、陸運、倉庫・運輸関連以外の30業種が値下がり。石油・石炭製品、鉱業、非鉄金属が値下がり率上位に入った。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.83%安の723.90ポイントと、反落した。
個別では、ソフトバンクグループ(9984.T), opens new tab、アドバンテスト(6857.T), opens new tab、TDK (6762.T), opens new tabが大幅下落。村田製作所(6981.T), opens new tab、フジクラ(5803.T), opens new tabも安い。一方、アステリア(3853.T), opens new tabはプライム市場の値上がり率第2位。米実業家イーロン・マスク氏率いる宇宙開発会社スペースXが米証券取引委員会(SEC)に非開示で新規株式公開(IPO)を申請を行ったとの報道が手掛かりとなった。
プライム市場の騰落数は、値上がり319銘柄(20%)に対し、値下がりが1224銘柄(77%)、変わらずが35銘柄(2%)だった。
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