
イスラエル軍は1日、夜間に実施したベイルートへの空爆により、イラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラ幹部を殺害したと発表した。写真はイスラエル中部のヒズボラによる攻撃の痕。2026年3月12日撮影(2026年 ロイター//Shir Torem)
[1日 ロイター] – イスラエル軍は1日、夜間に実施したベイルートへの空爆により、イラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラ幹部を殺害したと発表した。報道官がXに投稿した声明によると、殺害したのはヒズボラ南部戦線のハジ・ユセフ・イスマイル・ハシェム司令官だという。これは、3月2日に米・イスラエルとイランとの紛争がレバノンに拡大して以降、ヒズボラにとって最大の打撃となる。また、2025年11月にハイサム・アリ・タブタバイ参謀長が殺害されて以来、ヒズボラが被った最大の痛手の一つとみられる。
ヒズボラも同日の声明で司令官の死亡を確認した。
当局者によると、ハシェム司令官は上級司令官らと会談中に殺害されたという。「ドローンや戦闘機を警戒して空を監視していたところ、想定外に軍艦からの攻撃があった」とした。この攻撃で7人が死亡、26人が負傷した。
ヒズボラは、23年10月から24年11月にかけてのイスラエルとの戦闘で、幹部司令官のほとんどを失った。ハシェム司令官は、24年9月にイスラエル軍の攻撃で殺害されたアリ・カラキ司令官からその地位を引き継いでいた。カラキ司令官はヒズボラの前指導者ナスララ師を標的とした攻撃で同師とともに死亡した。
事情に詳しい関係筋によると、3月2日以降のヒズボラ戦闘員の死者は400人超に上る。
ヒズボラに近いアナリストであるレバノン大学のタラル・アトリッシ教授(社会学)は、ハシェム司令官の殺害がヒズボラの戦場での行動に影響を与える可能性は低いと述べた。「もちろんヒズボラにとっては損失だが、ご存知の通り、彼に代わるナンバー2とナンバー3がいる」と指摘した。
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