
3月25日、ロンドンの金融街で撮影。REUTERS/Isabel Infantes
[ロンドン 31日 ロイター] – 英国立統計局(ONS)が31日発表した2025年第4・四半期の国内総生産(GDP)確報値は前期比0.1%増加した。速報値からの修正はなく、ロイターがまとめたエコノミスト予想と一致した。第3・四半期の成長率も0.1%だった。
前年同期比では1.0%増で、速報値と同じだった。
キャピタル・エコノミクスの英国担当チーフエコノミスト、ポール・デールズ氏は「経済状況は弱く、今後数カ月でのインフレ上昇は中央銀行に利上げを迫るような可能性は低い」と述べた。市場はイングランド銀が年内に2回か3回の0.25%ポイント利上げを見込んでいる。しかしロイター調査によると、エコノミストの多くは景気の弱さを踏まえると中銀は利上げしないと考えている。
経済協力開発機構(OECD)は先週、英経済見通しに関する中間報告を公表。26年の成長率予測を0.5%ポイント引き下げ、0.7%とした。OECD主要国の中で最大の下方修正となった。
スターマー首相とリーブス財務相は、有権者に対して経済を活性化させると約束しているが、中東紛争を背景にその実現はさらに困難さを増している。
第4・四半期の成長の大部分は公共部門で企業投資は減少した。
家計は貯蓄を増やしており、貯蓄率は0.8ポイント上昇して9.9%となった。パンテオン・マクロエコノミクスの英国担当シニアエコノミスト、エリオット・ジョーダンドーク氏は「貯蓄率を引き下げれば、年内のエネルギー価格上昇の打撃を和らげる余地は依然十分にあると考えている」と述べた。
第4・四半期の経常収支は184億ポンド(約242億9000万ドル)の赤字で、ロイターがまとめた予想の234億ポンドよりも小幅な赤字だった。対GDP比率は2.4%で、第3・四半期の1.4%から拡大した。
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