
3月30日、東京都内の株価ボード前で撮影。REUTERS/Issei Kato
[東京 31日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は4日続落し、前営業日比822円13銭安の5万1063円72銭で取引を終えた。中東紛争による原油高が続く中、日本株は原油価格に振らされやすい展開が続いた。朝方は一時1300円超下落し、年初来安値を更新する場面もあった。ただ、売りが一服した後は下げ幅を縮小し、膠着感の強い動きとなった。
日経平均は前営業日比503円安でスタートした後、下げ幅を広げ、1326円安の5万0558円91銭まで下落した。イランによるタンカー攻撃の報道を受けて米国産標準油種WTI先物が1バレル=106ドル台に急伸したことが重しとなった。ただ、その後は原油価格の下落に伴い日経平均も下げ幅を縮め、プラスに転じる場面もあった。一方、後場は再び売りが出て、5万1200円近辺を軸にもみ合いが続いた。年度末で投資家のポジション切り替えの動きが出たとの見方もあり、大引けには売りが膨らんだ。
日経平均は弱かったものの、プライム市場では4割近くの銘柄が値上がりするなど、内需株の一角には買いが入った。
三菱UFJアセットマネジメントのエグゼクティブファンドマネージャー・石金淳氏は、日経平均は2月に付けた高値から14%超調整し、「だいぶ調整は進んだとみている」と話している。目先については、「さらに調整が深まる可能性は低いとみているが、原油高によるインフレで景気懸念もあり、株価の上値は重いだろう」(石金氏)との指摘があった。
TOPIXは1.26%安の3497.86ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.26%安の1802.27ポイントだった。プライム市場の売買代金は8兆3666億7700万円だった。東証33業種では、サービス、パルプ・紙、保険など8業種が値上がり。非鉄金属、鉱業、卸売など25業種は値下がりした。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.53%安の699.09ポイントと、続落した。
個別では、前日に好決算を発表した象印マホービン(7965.T), opens new tabが11%超高でプライム市場の値上がり率トップ。香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントによる買い増しが分かったKADOKAWA(9468.T), opens new tabも堅調だった。指数寄与度の大きい東京エレクトロン(8035.T), opens new tab、アドバンテスト(6857.T), opens new tab、ソフトバンクグループ(9984.T), opens new tabは軟調。フジクラ(5803.T), opens new tabは大幅安だった。三菱商事(8058.T), opens new tab、三菱重工業(7011.T), opens new tabも下落した。
プライム市場の騰落数は、値上がり613銘柄(38%)に対し、値下がりが906銘柄(57%)、変わらずが56銘柄(3%)だった。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.