元気届け 七尾の太鼓共演 「港町豊漁」と「西湊鬼楽」 金沢で5日 児童ら練習に熱

イベントに向け練習に熱が入る子どもたち=七尾市の石崎小で

 七尾市石崎町の小中学生でつくる「港町豊漁太鼓」と、同市西湊地区を拠点に約20年にわたって活動を続けている「西湊鬼楽太鼓」が合同チームを結成し、金沢市で4月5日に開かれるイベントに出演する。「多くの人に元気を届けたい」。太鼓に情熱を注ぐ能登の子どもと大人たちがタッグを組み、能登半島地震からの復興を胸にばちを握る。(小林颯平)

 ドンドド、ドンドド、ドン。七尾市石崎小の体育館に力強い太鼓の音が響く。20日にあったチーム初の合同練習。メンバーたちは代わる代わるに太鼓に向かい、体育館いっぱいに重厚な響きをとどろかせた。

 港町豊漁太鼓には、子どもたち約30人が所属。西湊鬼楽太鼓は小学5年〜50代の約20人が活動する。両チームは、昨年開かれた大阪・関西万博で演奏をするために、同市にある太鼓団体の選抜メンバーで結成した「能登ドリームドラマーズ」に参加。メンバー同士で交流があり、今回は「一緒に演奏することで、子どもの技術を育成する機会になれば」とチームを組んだ。

 4月5日に金沢港クルーズターミナルで開かれる「笑笑フェス」では、30分にわたってオリジナル曲を披露する予定。西湊鬼楽太鼓の大崎誠也さん(38)は「被災して暗いニュースも多い中、太鼓で元気を発信したい。能登の復興にさらなる力添えをいただきたいという気持ちも込めたい」と話す。港町豊漁太鼓の宮下千睦(かずちか)さん(10)=石崎小4年=は「迫力があって観客を元気にする演奏がしたい」と意気込んでいる。

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