監督の源田泰章さん(44)はこれまで、長野県内を舞台にした映画の制作を重ねてきたが、地元住民の意見を事前に聞くのは今回が初めて。りんご並木にまつわる3種類のあらすじ案を源田さんが朗読して、地元の視点による意見を求めた。
 集まった人は「枝切りなどの管理作業は季節感を正確に描いてほしい」「りんご並木は地元だけでなく、県外各地の人々ともさまざまな形で結び付いていることを踏まえて」といった声が聞かれた。
 主題歌を歌うアーティスト、撮影してほしい中心市街地や中山間地の風景、行事など、具体的な提案も挙がったほか「リンゴが実る時期になると毎年見たくなるような映画にしてほしい」という要望もあった。
 源田さんは終了後「飯田のリアルを感じた。制作陣としてしっかり消化し、意見を下地に作品を構築したい」と話した。
 意見交換会には源田さんのほか、アソシエイト・プロデューサーとして関わるタレントの成美さんらも出席した。
 あらすじは4月中に固め、5月に配役を決めて6月に飯田市内で記者発表を行う予定。国際映画祭への出品を経て、来秋の公開を目指す。エキストラ募集やオーディションも予定している。

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