
3月26日、カナダ銀行(中央銀行)のロジャーズ上級副総裁(写真)は、経済の構造変化への対応が「困難な任務」になるとし、こうした変化で国内経済の姿が恒久的に変わる可能性があるとの認識を示した。カナダのオンタリオ州オタワで2025年3月撮影(2026年 ロイター/Blair Gable)
[オタワ 26日 ロイター] – カナダ銀行(中央銀行)のロジャーズ上級副総裁は26日、経済の構造変化への対応が「困難な任務」になるとし、こうした変化で国内経済の姿が恒久的に変わる可能性があるとの認識を示した。
ロジャーズ氏はマニトバ州で講演し、今後5年間は過去5年と同様、経済の変動が激しくなる可能性があると指摘。米国の貿易保護主義の拡大、カナダの厳格な移民抑制策、人工知能(AI)の導入は今後も続くとの見方を示した。
「構造的な変化に直面した場合、われわれは適応しなければならない。思考や予測、政策判断を新たな現実に合わせて調整する必要がある」とし「中銀として困難な任務に備えている」と述べた。
米通商政策を巡る不確実性は企業投資を抑制し、雇用減少や生産性低迷につながる見通し。
また、移民の流入が大幅に減少すれば、成長の下押し要因となるとし、経済が移民減少に適応するには時間を要するとの見方を示した。
さらに、AIについては、生産性向上の可能性を秘めているが、混乱への懸念も高まっていると述べた。
「カナダは過去5年間、多くの経済的混乱に直面してきたが、今後5年も必ずしも穏やかではない。依然としてショックにさらされている」と語った。
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