
2019年9月、ニューヨークのアップル店舗で撮影。REUTERS/Brendan McDermid
[サンフランシスコ 24日 ロイター] – 米アップル(AAPL.O), opens new tabは24日、米国とカナダでこの夏から地図アプリ内に有料広告を導入する計画を発表した。長らくグーグルが支配的地位にあったこの分野に参入する構えだ。
スマートフォン「iPhone」を含むアップルの端末にインストールされている地図アプリ「Apple Maps」において、検索結果の最上部に広告が表示される。広告主は、アップルが来月刷新を予定している一連のビジネス向けツールを使って、自社の実店舗の所在地を登録できるようになる。
アップルは、新サービスで生まれる収入額や、25億台に上るアクティブ端末ユーザーのうち地図アプリを日常的に利用している人の数は明らかにしていない。
D・A・ダビッドソンのアナリスト、ジル・ルリア氏は「地図アプリへの広告導入は、アップルのサービス事業の(収益)機会逓増を意味するだろう。アップルは成長と利益の大半をサービス事業から得ており、これによって成長の新たな柱を加えることが可能になる」と指摘した。
しかし、これまで個人データ保護重視を打ち出すことで、広告収入に大きく依存する競合他社との差別化を図ってきたアップルにとって、今回の動きはローカル広告を巡ってグーグルやメタ・プラットフォームズとより直接競合することを意味する。
一方、アップルは新たな広告導入後もプライバシー保護姿勢は維持し、ユーザーの位置や視聴した広告などの情報をアップルアカウントと紐付けしないと説明した。
また「個人データ」はユーザー端末に残され、アップルによって収集ないし保存されたり、第三者に共有されたりはしないとしている。
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