
写真はニュージーランドのウェリントン。2023年8月に撮影。REUTERS/Amanda Perobelli
[20日 ロイター] – 格付け会社フィッチは20日、ニュージーランド(NZ)の格付けを「AA+」に据え置いた上で、見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。財政再建が遅れ、債務削減がますます困難になっていると指摘した。
ニュージーランド経済は、消費の鈍化、米通商政策や世界経済を巡る不透明感の高まりで、ここ数四半期は足踏み状態にある。2025年第4・四半期の国内総生産(GDP)は予想を下回る伸びにとどまった。
フィッチは「本格的な財政再建措置は2026年の総選挙後になる公算で、財政見通しに不確実性を加えている」と述べた。
総選挙は11月7日に予定されている。
フィッチは、エネルギーの輸入依存度が高いことを踏まえ、イラン情勢が経済にリスクをもたらすと指摘した。
ウィリス財務相は、フィッチの見通し引き下げは、財政規律がいかに重要であるかを改めて示したとし、「歳出の対GDP比率低下、経常収支の黒字化、債務曲線の下降という3つの財政目標の達成に引き続き取り組んでいく」と述べた。財務省は、イラン戦争が今年いっぱい続いた場合、インフレ率が3.7%に上昇すると予測している。
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