第98回全国選抜高校野球大会第2日・1回戦   滋賀学園5―4長崎西 ( 2026年3月20日    甲子園球場 )

<滋賀学園・長崎西>力投する滋賀学園・伴田(撮影・松永 柊斗)
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 “滋賀の誇り”を胸に躍動した。4―3の4回、滋賀学園のマウンドに上がったのは、ベンチ入り20人中唯一の滋賀県出身、伴田蒼生(あおい=3年)だった。その回に自らの暴投などで1失点も、9回までの6イニングを2安打1失点と好救援。勝利をたぐり寄せた。

 「ストライク先行で行きたかったが、要所を抑えられたことは良かった。監督から“土田が荒れたらすぐにいく”と言われていたので準備はできていた」

 2、3年部員55人中でも3人しかいない地元出身の一人。「元々は近江に行きたかった。でも声がかからなかったので、近江を倒して甲子園に行きたいという反骨心で滋賀学園に入った」。昨秋の滋賀大会準決勝でその“宿敵”と対戦。一人で延長10回まで投げきったものの、14安打4四死球で8失点完投負けを喫した。その悔しさを糧に、オフは投球フォームを改善し、制球力向上。その成果を大舞台で発揮した。

 地元出身ながら「通いなら自主練習の時間が取れず、周りと差がついてしまう」と寮生活を送る右腕。家族と湖国の期待を背負い、マウンドに立つ。 (榎並谷 大輔)

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