
米労働省が18日発表した2月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.7%上昇で、1月(0.5%上昇)から予想外に加速した。ニュージャージー州ノースバーゲンで2025年11月撮影(2026年 ロイター/Mike Segar)
[ワシントン 18日 ロイター] – 米労働省が18日発表した2月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.7%上昇で、1月(0.5%上昇)から予想外に加速した。上昇幅は昨年7月以来の大幅なものとなった。サービスが押し上げ要因。中東情勢を受けた原油高などで今後さらに上昇ペースが加速する可能性がある。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は前月比0.3%上昇だった。
前年比上昇率も1月の2.9%から3.4%に加速。この1年で最大の伸びとなった。
キャピタル・エコノミクスの北米エコノミスト、トーマス・ライアン氏は、「結局のところ、原油価格が突然下がったとしても、FRBがすぐに再利下げに踏み切ることを示唆するような物価データはないということだ」と語った。
サービス業が0.5%上昇したことがPPI上昇率の半分以上を占めた。1月のサービス業は0.8%上昇だった。
2月はホテル・モーテルの客室卸売価格が5.7%上昇した。卸売業者と小売業者が受け取るマージンの変化を測定する貿易サービスは0.4%上昇した。企業はトランプ米大統領の全面的な関税の全てを吸収していないが、アパレル、フットウェア、アクセサリーの小売業のマージンは4.5%減少した。輸送・倉庫サービス費用は0.5%上昇した。
食品・酒類卸売業、証券仲介・ディーリング・投資助言・関連サービス業、燃料・潤滑油小売業、長距離トラック運送業の価格も上昇した。入院医療費は0.6%上昇したが、医師医療費は横ばいだった。卸売航空運賃は0.6%下落した。
2月のモノの生産者物価は1.1%上昇。これまで2カ月連続で下落していたが、2月は2023年8月以来最大の上昇となった。生鮮・乾燥野菜価格が48.9%上昇し、食料品価格が2.4%上昇した。
卸売エネルギー価格は2.3%上昇。ガソリン価格は1.8%、天然ガス液体は6.6%上昇した。
エコノミストらはエネルギー価格の上昇に加え、中東紛争が肥料不足を通じて食料コストを押し上げると予想している。ただ、食品とエネルギーを除く個人消費支出(PCE)コア指数が2月に前月比0.4%上昇、前年同月比3.1%上昇するとの予想は維持した。コアPCE価格指数が前月比0.4%上昇するのは3カ月連続で、インフレを目標に戻すために持続的に必要とされるペースの2倍以上となる見通し。
米連邦準備理事会(FRB)はきょう、金融政策を発表する。市場は政策金利の据え置きを予想しているが、新たな経済見通しでインフレ予測が上方修正されるとみている。
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