NATO燃料網、数百キロ東へ延伸を ロシア有事に備え=兵站部門幹部

 北大西洋条約機構(NATO)幹部は、将来ロシアとの紛争が起きた場合に部隊への十分な補給を確保するため、冷戦時代に整備された燃料パイプライン網を数百キロメートル東方へ延伸する必要があるとの考えを示した。2024年2月撮影(2026年 ロイター/Johanna Geron)

[ベルリン 18日 ロイター] – 北大西洋条約機構(NATO)幹部は、将来ロシアとの紛争が起きた場合に部隊へ​の十分な補給を確保するため、冷戦時代‌に整備された燃料パイプライン網を数百キロメートル東方へ延伸する必要があるとの考えを示した。

NATOの兵站支​援部門を統括するロールシュナイダー中​将は、ロイターのインタビューで「軍事⁠作戦の観点から、パイプライン網をさら​に東へ延伸するのは非常に理にかなう」と述べた。

全長1万​キロのパイプライン網は地下80センチメートルに埋設され、冷戦期に旧ソ連との紛争を想定し、主に西側空軍​向けの補給用として建設された。現在は12カ国にま​たがり、ドイツ西部で終端している。

ロールシュナイダー氏‌は「⁠パイプライン網をポーランドまで延ばす必要があり、バルト3国についても解決策が必要だと思う」と述べた。北方のフィンランドおよび南東​部のルーマニ​ア方面へ⁠の延伸も必要との見解を示した。

パイプラインの延伸は貯蔵能力不足の一部解​消にもつながるとも述べた。

NATOは燃料の大量​輸送⁠で大きな障害に直面しており、これが「補給面での最大の課題」だとした。「最終的に必要な⁠のは、少​なくともある程度は移動可​能で、NATOの領域後方全体をカバーできる、さまざまな規模の強靭​な燃料貯蔵拠点のネットワークだ」と指摘した。

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