イラン国家崩壊なら欧州難民危機の再来 ドイツ首相が警告

ドイツ南部シュトックアッハで行われた選挙集会で演説するフリードリヒ・メルツ首相(2026年3月6日撮影)。(c)THOMAS KIENZLE/AFP

【AFP=時事】ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は6日、中東での紛争がイランの国家崩壊につながってはならないと述べ、国家としてのイランが崩壊すればシリア内戦での欧州難民危機の二の舞を演じるとなり、大勢の難民が欧州に押し寄せることになると警告した。

メルツ氏は声明で、「終わりのない戦争はわれわれの利益にならない。イランの国家崩壊やイラン領内での代理戦争も同様だ」「こうしたシナリオは、安全保障、エネルギー供給、移民など、欧州に広範囲にわたる影響を及ぼす可能性がある」と述べた。

さらに、「イランの核・ミサイル開発計画、イスラエルに対する脅威、そしてテロリズムと代理勢力への支援に関して、われわれは米国・イスラエルの目標を共有している」「イラン国民には、自らの運命を自由に決定する権利がある」と付け加えた。

メルツ氏はミュンヘンで開催された見本市でも、ドイツと欧州の同盟国は「イランの主権が維持されることを強く求めている」「イランでシリアのシナリオが繰り返されるのは見たくない」と強調。

「私は米国訪問時、そしてイスラエル政府とのあらゆる協議において、イランが一刻も早く安定するための条件を整えるよう訴えている」「当然ながら、この地域からの新たな難民の波を回避するため、われわれもこの件に強い関心を持っている」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News

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