
3月6日、レバノンのバアブダで撮影。REUTERS/Mohamed Azakir
[ベイルート/エルサレム 6日 ロイター] – イスラエル軍は6日も、イランの支援を受けるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが支配するベイルート南郊を空爆した。保健省によると、イスラエル軍の攻撃開始以降、レバノンでの死者は217人に達した。
また、ノルウェー難民評議会の推定では、レバノンで約30万人が避難しており、今後100万人を超える可能性もあるという。
夜間の攻撃では、イスラエル軍は115回にわたる攻撃を実施したと発表した。標的にはヒズボラの司令センターや武器貯蔵施設が含まれていたと説明した。爆発と閃光がベイルート南部郊外の夜空を照らす様子をロイターの映像が捉えた。
イスラエルは国境付近だけでなくレバノン南部・東部の広範な地域の住民にも避難を呼びかけた。今回の避難命令はイスラエルがレバノンに対して発令した中で過去最大規模のものとなった。
ヒズボラは6日朝、南部の町ヒヤムの近郊でイスラエル軍車両部隊を標的に、イスラエルの地上侵攻に対して応戦していると発表。イスラエル側の国境沿いの住民にも避難を呼びかけた。
イスラエルの軍事戦略に詳しい関係者はロイターに対し、イランとの戦争が終結したとしても、ヒズボラへの攻撃は続く可能性が高いと述べた。
別のレバノン治安筋は「これはヒズボラを完全に終わらせるための戦いだ」とし、勢力を弱めながらも依然として強力な組織であるヒズボラが存在するレバノンで、より長期的な紛争となる可能性を示唆した。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は同日、レバノン国内の避難施設に身を寄せた避難民がすでに10万人に達したと発表し、この数字はさらに大幅に増加する可能性があるとした。
国連のトゥルク人権高等弁務官はイスラエルの避難命令を批判し、国際人道法上の重大な懸念を引き起こすと指摘した。
ヒズボラは6日朝、テレグラムのチャンネルにメッセージを投稿し、イスラエル人に対し国境から5キロ以内の町から退去するよう求めた上で、「レバノンの主権と市民に対するイスラエル軍の侵略、民間インフラの破壊、追放作戦は報いを受けずには済まない」と強調した。
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